神園正美の透明水彩画(168)この道の向こうに

散策の途中で

こんにちは

今回は、父の描いた散策の道の絵をいくつかご紹介します。

ひたすら奥へ

公園の小道

父の絵を整理していると、場所が特定できないような、ただひたすら奥へ続く道を描いたものがよく出てきます。

遠近感を描きたかったのか、その道に思いがあるのかわかりませんが、いろいろなパターンで登場します。

好奇心?

牧場の道で

最初はどうしてこんなところを?と思っていましたが、何枚も道の絵を見ているうちに、なんとなく父の思いが伝わってくるような気もしてきました。

続いていく道を見て、その先には何があるのだろうという好奇心や少しの畏れもあったのではないかと想像しています。

父が、というよりは私自身がそう感じているのかもしれませんが・・・

私の活力に

この道の先に

父は困難の多い人生でしたが、亡くなるまで前を向き続けていた人でした。

一度危篤になってから持ち直し、そこから10日ほどして息を引き取りました。

その10日ほどの間に誕生日があり、ひと月ほど前に運転免許証更新のハガキがきていました。

数年前に車は処分し運転自体はやめて常に私が同行していましたが、「片腕で苦労してとった免許だから」と言って免許証の返納だけは応じてくれませんでした。

意識もはっきり戻った父は誕生日を迎えたことで更新を思い出したようで、病床で「運転はしないから更新だけはさせてくれ」と言いました。

危篤から他界するまでの間に、です。

父の「生」に対して全く諦めていない思いや、前しか見ていない気質をあらためて感じた瞬間でした。

その時は、その状況を前向きに捉えることはできませんでしたが、今となってはそんな父の後ろ姿が私の大きな活力となっています。

今日もご覧いただき、ありがとうございました

管理人 娘 みほ

※お目汚しになりますが、作品に孫の書いた影文字で「MASAMIスケール」(縦横2×8センチ)をのせています。作品の大きさの目安になれば幸いです。

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